アニメレビュー「桜の森の満開の下」~美しく奇怪な小説のアニメ化~

2019年10月19日

こんばんは。狐子です。

本日はなかなかおもしろいタイトルのレビュー。

☆基本情報☆

青い文学シリーズ 桜の森の満開の下 [DVD]

価格:5,008円
(2019/10/19 00:14時点)

タイトル:「桜の森の満開の下」。原作 同名小説 by 坂口安吾

ジャンル:???

見どころ:桜の映像美

ブログ内でのネタバレ:なし

 

原作が好きだと、かけ離れすぎていて、もはや別物ではある。

水樹奈々さん好きだけれど、なんか違う。

キャラが踊ったり、歌ったりするには、妖艶すぎたらダメなので、そうなると奈々さんのように子供っぽいテイストが残ってる方がしっくり来るってことか。

挿入歌やテーマ曲も彼女が歌っているが、これもなんか違う。

う~ん・・・でも、これで良いのかも(二度目)。

恐怖や狂気は軽減され、だいぶ軽く焼き直しされている。

「今風にしました」と言われれば、すべて片付く感じ。

原作とはだいぶ違ったテイストだけれど、現代風にアレンジされていて、何言ってるかわからない小説を読むのが苦手な人でもすんなり入れる。

桜の描写が、えげつないくらいキレイで、ここを描きたくてアニメ化したのでは?と思ってしまうくらい。

ピンクに光輝く桜が、血に染まったように紅に染まる画はなかなか。

 

坂口安吾は好きな作家のひとり。

第二次戦争中に美しいはずの桜の下で多くの人々が死んでいく現場を目撃した坂口。

桜は恐ろしいものだという認識で本作を執筆。

それまでの日本の価値観を根底から覆す作家。

好きなものは好き、キライなものはキライという人間らしさを追求した坂口の意味不明、かつ斬新な切り口の作品のアニメ化。

一度は見ても良いかもしれません。

ただ、狂気を味わいたかったら、断然原作です。

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