「トロピカル性転換ツアー/能年みね子」明るすぎる性転換手術レポート!<書籍レビュー>
こんばんは、妖子です。
知らない世界のオンパレード!
「そういえば、それ、どうなってるの?!」
「えっ?!そうなの?」
の繰り返し。もう、1ページに1度の頻度で、直面します。
興味深過ぎる性転換手術の陽気なツアーへ!
タイでの性転換手術のリアル
あなたの初めての海外旅行は、どんなシチュエーションで、どんな気持ちでしたか?
初めての海外旅行が性転換手術だった、なーんて、エキサイティングな経験をお持ちの方はいらっしゃいます?
まさに、そんな輝かしいキャリアをお持ちなのが、こちらの筆者、能年さん。
準備も、渡航も、サバサバとこなし、よもや、これから性転換手術を受けに行くとは思えない、
軽い口調・軽いノリでいざタイへ向かう。
入院の模様まで、詳細が書かれていて、のっけから前のめりで、顔が本に吸い込まれるかのように、夢中で読んでしまいます。
どうやって?!男性器→女性器へ
もう、ここらへん、好奇心を根こそぎ持ってかれるトピック。
気になりますよね?
素人の、素人による、素人のための、ザックリとした説明が書かれています。
専門用語を使わないから、とてもわかりやすい、という意味ですよ。
極端に言うと、ちん子の一部を、そのまま、まん子に使うんですね!!!!!!!
すげぇぇぇぇぇぇぇ!
子宮はありません
ページをめくれば、めくるほど、「そうだったのか!」の嵐。
性転換手術で、子宮を作ることは出来ないそう。
世の中には「性転換すれば、子供を産めるようになる」と思っている方々がいるらしく、そこは医学に頼り過ぎだ、と一喝しておられます。
おしっこの出し方がわからない
尿意はある。でも、どこから、出るんだ?
トイレでは、立ったり、座ったり、片足上げたり・・・・どうすりゃ出るんだ?!
言われてみれば、想像さえしたことがなかった。
手術直後のトイレ事情。
興味深過ぎる!!!!
まとめ
その他にも
○「穴」は傷。塞がらないために、棒を入れる作業がある!(ピアスと同じだ!)
○こんな大手術な(に聞こえる)のに、1日かからず終わってしまう。
○はじめて、まん子を見た時、何を思うのか
などなどなどなどなど
とにかく、書き切れないので、是非読んで頂きたい。
体験談としても、読み応えバッチリですが、性に対する姿勢がさっぱりしすぎてて、最高です。
「男の体を持って生まれて、執拗に女になりたいと願う人種は、精神病だ」、とまとめているところが潔い。
病だとしたら、それは持病。治したいって思うのは当然で、治せなければ付き合うより他ない。
未知との対面、目から鱗の良書でございました。