「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」セックスは究極のコミュニケーション!<漫画レビュー>

2019年10月31日

こんばんは、妖子です。

「実は私セックスレスで悩んでました(レビューはこちら)」
「夫のちんぽが入らない(レビューはこちら

などキャッチーなタイトルとは裏腹に、とんでもないシリアスな内容をかましてくるメディアは、過去にいくつか紹介しましたが、新手です。

拒食症・過食症、繰り返される自傷行為、毒親との攻防etc。そんな著者が勇気を出してレズ風俗に行ったことで、自分探しを実現できたドキュメンタリーです。

この手の読み物は、きっとたくさんの人を救い出しているに違いない。

私にはそうした力はないので、せめて素敵な作品を拡散します。

では、いざ参らん!

☆基本情報☆
楽天koboで読む
タイトル:さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ
ジャンル:健康、社会問題レポ
ブログ内でのネタバレ:なし
刊行年:2016年

☆☆本日の目次☆☆

  1. もはや欠かすことのできない毒親の存在
  2. 正しい知識が与えられない弊害
  3. ぬくもりの偉大さ
  4. 反対されても心の支えを持つ

もはや欠かすことのできない毒親の存在

家族のエピソードは掘り下げられていないにも関わらず、「あぁ、毒親なんだな」と思わせる描写が多数。

今や「この手の問題あるところに、毒親あり」と言っても過言ではないですね。

親の期待を過剰に背負っていたり、親の描く理想像に縛られたり。

こうした環境を冷静に分析し、自分の取るべき行動を自力で導き出した著者には、拍手喝采を送りたいです。

正しい知識が与えられない弊害

自分で自分を大切にしたい!」という衝動が、レズ風俗を利用する行動に駆り立てたわけですが、この行動で彼女の性の認識が劇的に変わります。

著者はBL(ボーイズラブ)の愛好家です。

性を禁忌(きんき)と捉えていた著者は、「女が登場しない他人事のBLは、唯一触れて良いエロだったのかも」という考えを書いています。

これ、男性がAVを教科書にしている現状に似ていると思いませんか?

一般男性の中で、性を禁忌としている数は少ないかもしれませんが、「ファンタジー」を見て興奮をしている構図は同じです。

現に、著者も本作の中で同じようなことを書いています。

「知識が与えられずに過剰な期待を抱く。私が男だったら真実を知った時にショックを受ける」と。

両者ともに、根っこにある原因は「きちんと教えてもらえない」という事実です。

「性教育がなされない」弊害は、いろいろな形で現れるということを教えてくれたエピソードでした。

ぬくもりの偉大さ

主人公の心の乾きが、漫画越しでも伝わって来てしまい、辛いです。

だからこその、レズ風俗の利用だったわけですが、そこで「セックスはコミュニケーションだったんだ」と気づきます。

そもそものコミュニケーション力がないから、あんなに求めていた肌のぬくもりも、体感出来ずに終わるというオチです。

過剰に人の温かみを大人になってから欲するのは、必ず何か原因があります。

その原因と対峙するのは辛いですが、向き合うしかありません。

反対されても心の支えを持つ

アイドル、アニメ、アーティスト・・・・数を上げたらきりがありません。

時に狂気を感じるほど、何かにのめり込んでいる人々がいますが、何かから自分を守っているように見える時があります

それが真実だとして、それはとても大事なことであり、何かに捕らえられ、辛い思いをしているよりも、よっぽど健康的です。

本作の著者も、親から「正社員」攻撃を食らい続けますが、自分が好きだった漫画を選び、こうして形にしています。

本当に、彼女に、漫画があって良かった・・・。

心の底からそう思います。

 

ところで、「想像したことを書くのは無理だけど、実際の体験談を書くのは何とも思わない」というフレーズ。

共感できすぎて、笑える。いや、思わず爆笑であります。

私も自分が性病になった話は平然と、淡々と、延々と、出来る。100万人の前でスピーチしろって言われても、昨日の夕飯を語るかのように、淡々と語れる自信がある。

しかし、自分の妄想の話は無理だ。恥ずかしいというより、もったいない。

もったいないといえば、レズ風俗を体験していない私はもったいないの極み。

マンガに出て来るレズ風俗お姉さんが素敵すぎて、私も新しいドアを叩かねば、と思う毎日であります。

hontoで読む

↓合わせてこちらの記事もどうぞ↓
ブログカード

ブログカード