「ミュータント・ゾンビ・オブ・ザ・デッド」古き良きホラー映画のお手本のような良作<映画レビュー>
こんばんは、妖子です。
私が生まれる前のSF(?)作品。
ホラー&サスペンスとしては王道のストーリー展開で、お手本と呼んで良いと思います。
舐めててごめんね!楽しんじゃった!!
見応えのある当たり作品でございます!
元気にレビューいきます!
☆基本情報☆
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<<タイトル>>ミュータント・ゾンビ・オブ・ザ・デッド 原題:Mutant
※VHSで発売された時の邦題は違ったようです。
<<ジャンル>>ホラー ゾンビサバイバル
<<監督>>ジョン・“バッド”・カードス/マーク・ロスマン
<<製作国>>アメリカ
<<ゾンビの種類>>スロー
<<見どころ>>どーせね・・ → ? → ?! → !!!!!
<<舞台>>小さな田舎町
<<ネタバレ>>あり
10秒でわかるミュータント
ジョシュとマイクの兄弟は休暇で南部の町へ出かけた。
ところが町は大きく変貌しており、大部分の住民が死んだか、行方不明だという。
二人は怪しい有毒廃棄物汚染との関係を調べるが、マイクまでが行方不明になってしまう。
町の住民全員が、夜な夜な人を襲い食料とするゾンビに変化していたのだった!!
(AMAZONから抜粋)
邦題に騙されると損をする
「○○オブザデッド」という邦題をつける悪習はそろそろ卒業してくれないか?
この作品のマイナスポイントはこの邦題!すべてを台無しにしている!
「~オブ・ザ・デッド」って変換された邦題は、99%おもしろくないんだから、本当はおもしろい作品がこれをやったらアウト!
もったいない!
ゾンビのような非人間が出てくるのは後半。
前半は怪しい町の雰囲気と目に見えないけれど、確実に何かが近づいてくる不気味さが楽しい。
一切、ゾンビのような物体は出てこないにも関わらず、地味な恐怖感と切迫感をうまく演出しています。
見つけた死体が忽然と消えてしまうのは、最近見なくなってしまった鉄板サスペンスという感じでノスタルジックだし、「パパやママが家にいなくて帰るのが怖い」という少年がやたら記憶に残ります。
町の人間が何かを隠している感じもワクワクするではありませんか♪
これから「2名が町に向かうが問題ない」と言っていた冒頭のおっさんの台詞は、町の人たちが消えていく怪奇現象に対する警戒だと見て良いですね?フラグだと思って最後まで楽しみにしていたけれど、私の勝手な思い込み。
良い意味で予想通りの展開
町で起きている事件に人間ではない何かが関連していることが明白になり、異様な雰囲気がどんどん加速化する。
「こうなって、ああなって」というこちらの予想通りに進むけれど、それでも飽きない。
テンポが良いのもあるし、すべてが懐かしい!!!
どこに身を潜めていたのか、町中にゾンビ(的なもの)が蔓延し、生き残りをかけてサバイバル対決になるわけですが、展開の仕方も最終的な着地点もスッキリ。
それまで残酷描写がない分、学校でのトイレでのシーンはなかなかなインパクトを与えてくれます。生き残らせあげても良かったんじゃないかなぁ?!
ゾンビの概念からは外れる人間ではない生き物
奴らの残留物には発熱する特徴があって、奴らが通ったドアノブが熱くなるっていうのが新しかったですね。
あと、ゾンビ化する人間とゾンビ化しない人間がいるってのも、やはり一般的なゾンビ設定とは違います。実際「なんで感染する人間としない人間がいるんだ?」と言っていますしね。
全体的にとても楽しめました。
ゾンビ好きには、なかなかオススメのマイナー作品です!