映画レビュー「戦場のピアニスト」~人間の織りなす罪深き愚行と芸術~

2019年8月28日

こんばんは。

本日は戦争ジャンルから一本。

こうして、昔自分が書いたレビューを掘り起こしていると、

自分の好みの変遷がわかって大変おもしろい。

それまでは時間が許す限り、あれもこれもと見ていたのに、

この映画を見たあたりから趣向がぐるりと変わり、

ドキュメンタリーが多くなっている。

 

同作品は大人になってから見たにも関わらず、

鮮明に記憶に残った一本。

子供の時に見たアニメ・映画というのは

なぜかやたら記憶に残っていることがあるけれども、

大人になると、内容を覚えているかどうかという話どころではなく、

見たことすら覚えてないこともあるのだから、

それを考えると、この映画の素晴らしさがわかる。

ちなみに、本日のブログのアイコン(アイキャッチ)に設定した画像は

私のお気に入りのシーン。

早速基本情報からいきましょう。

 

 

☆基本情報☆

タイトル:「戦場のピアニスト」。原題「the pianist」

ジャンル:ノンフィクション(自伝の実写化)

見どころ:切り口の異なる戦争映画。どこまでも悲しいけれど、感動も秘めている。

お涙頂戴ではなく、洗練され、静かな感動です。

ブログ内でのネタバレ:多少あり

 

 

それでは当時のレビューをどうぞ。

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自伝の映画化。

第二次世界大戦中のポーランドでの話。

ピアニストであるシュピルマンは、搾取や鞭打ちなど
ナチス人としての不当な扱いを受けながらもゲットーでの廃墟を
点々としながら生き延びる。

ナチス人が収容されていたゲットー街から抜け出し、
戦前のドイツ系の知人を頼りに搾取から逃れる。
しかし、ゲットーに残った仲間は、ある日の夜
ドイツ人に対して蜂起を起こし、結果全滅してしまう。

家族との別れ、仲間の戦死、常に一人で生き延びてきたピアニスト。

廃墟の屋根裏で隠れ住んでいるところをドイツ兵に見つかってしまう。
しかし、シュピルマンがピアニストだとわかると、
何かを弾くように命ずる。

演奏を終えたシュピルマンに対して、食料供給を定期的に行うドイツ兵。
戦時中に彼に救いの手を差し伸べたドイツ人達。

天から授かった「ピアニスト」という職業が彼を救った。

生きるも、死ぬも神次第だ、と最後のドイツ兵が言うんだけど、
とても感慨深かった。

随所で奏でられるショパンは悲しすぎます。

テイストの違う戦争映画。
定期的に見て、過去を振り返ることは重要ですね。